ママタレなどの芸能人に限らず、世間一般の「ママ」が語る子育ての話はよく聞きます。でも、「パパ」が語る子育ての話はまだ少ない。パパが語るとすぐに「イクメン」と騒がれてしまうから?「普通に子育てをしているパパ」も世の中にはたくさんいるのに勿体ない!世間一般のパパたちはなぜ子育てを語らないのでしょう…?

子育てって…やっぱりママメイン?

時は2015年末…昔ほど「旦那は外・嫁は内」という時代ではなくなっていますが、現実はまだまだそういう感じです。

分かりやすいのは「育児休暇取得率」、2014年度の厚生労働省の調べによると…男性は2.3%・女性は86.6%という結果が出ています。この結果ひとつを見ても、「子育てのメインは女性」というイメージが大きいように感じます。

子育ては「1年間」だけ?

そんなママメインに思われがちな子育てですが、共働きの場合はママもパパも「育児休暇」が取れる期間は、子どもが生まれた日から1年間。正確には出産から子どもが満1歳になる誕生日の前日までの1年間とされています。

ここで疑問に思うのは、その1年だけが子育てというのか?ということ。

経験者なら分かることですが、それは違いますよね。子育ては「育児休暇中のみ」と思うのは大間違い!!歩きだし、話だし、保育園幼稚園小学校と、どんどんと子どもは成長します。パパ・ママの子育ては、子どもの成長の過程に応じていろんな悩みや喜びを携えながら続くのです。そう、この1年なんて子育ての始まりにしか過ぎません。

普通に働いて普通に子育てをする

そんな中、日々普通に働くパパたちは子育てとどう向き合っているのか?

これは働いているママ達にもいえますが、仕事に行く前や仕事から帰ってきてからの時間で子育てをしているわけです。どんなに朝が辛くても、仕事で疲れて帰ってきても、子どもの前では「パパの顔」で過ごす。一緒にお風呂に入ったり、食事をしたり。オムツを替えたり着替えをさせたり。夜の寝かしつけや夜泣きをあやしたり。遊ぶ相手をしながら洗濯物を畳んだり。そんな毎日が当たり前になっているパパも多いはず。

当たり前に働いて、当たり前に子どもと向き合う。
私も含め、「特別」ではないけれど子どもとの大切な毎日を「普通」に過ごしているパパがたくさんいるのです。

当たり前こそ素晴らしい!!

「特別」であるからこそ素晴らしい!と捉えがちな世の中ですが「当たり前を当たり前にする」ことも素晴らしいことだと私は思います。でも、「当たり前」だからこそ自慢もしないし、他者にもわざわざ言わない。そう考えると「普通に子育てをするパパ」の話が世の中に出てこないのは、育児を「当たり前」のこととして捉えているパパたちがそれなりに世の中にいることの証明なのかもしれない…とも思うのです。

「イクメン」といわれるパパたちも勿論素晴らしいですが、ことさら取り上げられることのないパパたちの中にも「当たり前に子育てをしているパパ」たちがたくさんいる。実際のところはわかりませんが、もしも「パパ達が子育てを語らない理由」が「当たり前にやっているから」ということであれば、それは素晴らしいことなのかもしれませんね。

 

つづく…

 

 

過去の記事

おせっかい隊:矢野 浩樹(やのひろき)

久留米大学卒業後、独学にて保育士資格を取得。学童保育、保育所、子育て支援など子どもに関わる仕事を経験。現在も子どもや家族、青年達の支援や活動をメインとしている。
また「完璧な親なんていない!」NPファシリテーターとして子育て中のお母さん達に向けての子育て講座や多方面に渡り活躍中。西日本新聞ネット版「FanFunFUKUOKA」では、既に100を越えるコラムを書き、今も発信中!奥さんと3歳の娘、そして17年1月に第二子の息子が生まれ、日々子育てに奮闘中!!