「イクメン(子育てするメンズ)」「カジダン(家事に積極的に取り組む男性)」…昨今の風潮で男性・夫の家庭内への「コト参加」が目立ちますが、実は大切なのは「コトよりもヒト」なんじゃないかなぁとつくづく思います。私がそんな風に考えるようになったきっかけと、その後の劇的に変化した「家族の絆(ホームワーク)」について綴ります。

「ツマメン」=「妻を愛する夫」です。

「愛」とか「恋」とか今さら照れくさいですけど(笑)・・・言い換えるなら「妻を大事にする」って感じですかね。尊敬と感謝を常に心に抱きながら接する。そうすることで妻への関心が高まり、妻のやることや発言に対しても当事者意識が芽生えるようになる。イクメンよりもツマメン。私も今ではすっかり、「妻を愛する夫」になりました。

でも、実はこれがなかなか難しくて。もしかしたら多くの旦那さんが「妻に関心を持つ。妻を大事にする」というシンプルで当たり前のことを継続できずにいるのでは?と思います。いわゆる「マンネリ」というやつなのでしょう。まぁ、妻は家族内で唯一の「他人」ですし、毎日誰よりも顔を合わせ、同じ空気を吸っている人間ですから。時間の経過とともに「飽き」もきますし「慣れ」もするわけで…。
(同じ会社の同僚ですらマンネリするくらいです)

私自身も、かつてはそんな状況にあったのだろうと思います。

きっかけは7ヶ月間の育休

そんな私がツマメンを志すようになったキッカケは、次女が誕生した際の「育児休暇」にありました。

結婚6年目で迎えた次女の誕生。
生まれつきの障がい…その娘を抱いて産院のベッドで涙を流す妻。
傍らで見守ることしかできなかった私とは対照的に、退院後も乳飲み子の次女とイヤイヤ期の長女の育児、料理・洗濯・掃除などの家事全般に奔走する姿に、あの時私は「産んだ当事者=母」としての圧倒的な責任感と、何か言葉に出来ないオーラのようなものを見た気がしたのです。

結婚前からの長い付き合いの中で、妻への感謝・尊敬の念は少なからず抱いていたとは思います。
しかし、次女が生まれた時の涙やその後の妻の母親としての奮闘ぶりに触れる中で、これまでの気持ちとは比にならない・・・「一人の女性として、ママとして頑張る妻を大事にしなければ」という強い想いが、自分の中にこみ上げてきたことを覚えています。

パパの中に異変が!?

その瞬間から私の行動が変わりました。
とにかく「妻が大事」「妻の喜ぶ顔をみたい」「妻の負担を軽くしよう」と、妻を第一に考えて動くようになったのです。ウンチべったりのオムツ替えも、深夜の寝かしつけ抱っこトントンも、ルーチンな掃除も、寒い冬の夜のゴミ出しも。「子供のため」というのは当然ですが、それ以上に「愛する妻のため」に。そして家族のために頑張ろう!…そんな気持ちを持つようになりました。

妻の負担が軽くなり、ストレスが減って余裕が生まれ、子供との間にも笑顔が増え愛が溢れ、そして家族全員が自然とHAPPYになっていく。こうして私は、「妻を愛する夫」へと変化していきました。

とはいえ妻は「最愛の他人」

愛する気持ちや、大切に思う気持ちがあっても、すれ違うこともあるわけで・・・。「ツマメン」とは言ったものの、簡単なことではないよなぁ…と実感しています(笑)

なぜなら相手は「最愛の他人」。違いがあるのは当たり前なんですよね。食べたいもの、行きたい場所、買いたいものだって違えば、「家事に求めるクオリティ」、「育児・教育上の価値観」だって違ってくる。だから、違うところを探し始めたらキリが無い。そこに「同じ」を求めるからしんどくなる。そう考えると違いを楽しめる夫婦であることが大切なんだろうなとも思ったりします。

それに何より、「同質」からは「NEW」は生まれないですからね。
何のための二人か?1+1=3にするためには必ずそこに「異質」が必要なんだなって。
たま〜に「世界大戦級の夫婦ゲンカ」をしながら、「異」から新しい何かを感じられる夫婦像、私たちなりの良い夫婦関係を模索しています。

「イクメン」の時代から「ツマメン」の次代へ

ここまで長々書いてきましたが、あらためて「妻を大事に思って」「家族の幸せのために」行動することが世のパパ(夫)たちの使命だと思います。

だから育児も家事もその目的達成の手段としてはやってあたりまえ!
最愛の他人である妻をどれだけ一番に思って、負担を軽くして、喜ばせて、笑顔に出来るか?妻の笑顔が家族全員に波及すると自然と家族は幸せになれる!と思っています(その逆は「脅威」ですが。。。)

妻を愛することを恥ずかしがらず、妻想いな「ツマメン」がこれからの世に増えていきますように。そんな思いを込めつつ、まずは私自身が世界一のツマメンを目指してこれからも妻を愛し、家族を支えていこうと思います!

過去の記事

おせっかい隊:内海 良介(うつみ りょうすけ)

博多の居酒屋の一人っ子として生まれる。37歳、てんびん座のO型。
幼い頃から亭主関白の父を反面教師として、家事・育児・経営の三足のわらじを履く母をリスペクトしながら育つ。

現在は妻と姉妹(5歳.2歳)の4人家族。筑紫丘高校卒業後、早稲田大学へ上京、アパレル商社人事→人材紹介営業→現在はJR博多シティでテナント管理と街づくりに取り組む。昨年、次女の難聴療育の為に7ヶ月間育休を取得。「育児と育自」をテーマに療育と社会活動に参加する一方で、最重要テーマの「家族・家庭」におけるプレゼンスを確立。モットーは「向き不向きよりも前向きに」、座右の銘は「良き介在を」。