2019年2月24日(日)は、長崎県佐世保市のファミリーサポート事業を行うNPO法人ちいきのなかま様からのご依頼で「夫婦会議の体験講座」を開催。乳幼児を育てるパパやママを中心に5組のご夫婦にお集まりいただきました。
講座では、産前・産後に夫婦間ですれ違いが生じやすくなる背景に触れながら、夫婦会議を行うことの意味や対話のコツを解説。
それぞれが仕事や家事・育児に一所懸命取り組む日々の中、自分やパートナーがどういう状態を望んでいるのか?何に不安や課題を感じているのか?講師を務める私たち夫婦の体験談や、リサーチを重ねてきたご夫婦の事例紹介、ワークショップや座談会の時間を通して、「誰にでも起こりうる産後の危機を乗り越え、我が子に幸せな家庭環境を創り出していける夫婦になるためのキッカケ」を掴んでいただきました。
セミナー終了後に個別にいただいた感想では…
・以前NHKで「世帯経営ノート」を見て興味を持ちました。今日教えていただいた「夫婦会議(対話)」を続けます!
・自分と向き合う良い時間になりました。「ありがとう」や「ごめんね」の気持ちをちゃんと伝え合える夫婦でいたいと思います。
・最近けんかが増えていたので参加しました。理想と現実を書き出しながら対話することでお互いを理解できるようになってきたと思います。ありがとうございました!
・元は違った時間を過ごしてきた二人だからこそ、お互いの考え方や習慣を尊重して共存していきたいです。そうした形を目指すためにも、夫婦会議が非常に大切な取り組みになっていくと感じました。
・「育児についてどう思っているのか」など、お互いの考えが全然理解できていませんでした。今後は世帯経営ノートを活用してより良い家庭をつくりたい!
・ふたりで話をしていても平行線の感覚があり、参加しました。自分の価値観でいっぱいになっていたことにも気づき、視点を変えるキッカケを頂きました。これからも夫婦会議を続けたいです!
・心のゆとりが無くなっていたことに改めて気がつきました。相手の言葉を聴く努力をしていきます。
・産後夫婦のすれ違いを感じていた中で参加。辛い毎日では無く、楽しい時間を家族で過ごせるよう、まずは夫婦が互いを尊重しあえるようになることが大切だと思いました。
・夫の提案で参加。会議=悪い?という印象でしたが、蓋を開けてみて「良い方向に向かうためのプラスの話し合い」だと理解しました。まずは夫婦会議をして、将来は子どもを交えた家族会議をしてみたい!
・子育支援として、市全体に活かせたら良いのに!と思いました。ありがとうございました!
・会話はあったものの、対話が本当にできていなかったことに気がつきました。この機会に色々話せて、本当に勉強になりました!
・まずは自分の家族、それぞれの家庭がきちんと回って、健全であること。それが良い社会をつくっていくことに繋がるんだなぁと実感しました。
などのお声を寄せていただきました。
育児に家事に仕事に…忙しい日々の中で、話し合う時間を取ることすら難しいと思うこともあるかもしれませんが、「"わたしたち"だからこそ話し合えること。子どものためにも話し合っていく必要があること」が、きっとたくさんあるはずです。
良い時もそうでない時も、夫婦で一緒に乗り越えていけるように。
ぜひ、ご夫婦で時間をつくって「わたしたちで人生を創っていく前向きなコミュニケーション」を重ねてみてください。
ご参加いただいた皆さま、主催のNPO法人ちいきのなかまさま、託児のボランティアの皆さま、本当にありがとうございました。すべての子どもたちに、そして子育てに取り組む皆様に、素晴らしい未来が訪れることを、心から願っています!
Special Thanks!
本講座は、NPO法人ちいきのなかま様 主催の「みんなの実家プロジェクト/かぞくの学校」の一環で開催されました。ご参加いただいた皆様のお役に立てる場づくりができていましたら幸いです。お招きいただきありがとうございました!
■講座名:パパ&ママのための「夫婦会議の体験講座」
■日 時:2019年2月24日(日)13:30~16:00
■内 容:
①「誰にでも起こりうる産後の危機」に対する理解を深める。
②「わが子に幸せな家庭環境を創り出せる夫婦になる」ための考え方や行動を学ぶ。
③「対話のコツ」を知り、自分たち夫婦にとって納得のできる協力体制を築くキッカケを掴む。
の3つのステップを踏まえながら、実際に「夫婦会議」を体験頂く講座です。講師からの一方的な話を聞くだけでなく、個人や夫婦でのワーク、他の参加同士での座談会なども含まれており、異なる価値観や経験談に触れる中で、自分自身や、自分たち夫婦・家族の在り方を見つめる機会に繋げていただけます。
フォトギャラリー
「夫婦会議」をはじめてみませんか?
「夫婦会議」とは、人生を共に創ると決めたパートナーと、より良い未来に向けて「対話」を重ね、行動を決める場のことです。
自分一人の意見を通すため・相手を変えるために行うものではありません。わが子にとって、夫婦・家族にとって「より良い家庭環境」を創り出していくことを目的に行います。家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのもの。大切なことを前向きな気持ちで対話していける夫婦であるために、新習慣として取り入れてみませんか?