「価値観が違いすぎて、もう無理!離婚したい!」

・・・もしかして今、そんな風に思っていませんか?

未就学時を育てるご夫婦の離婚率は高く、厚生労働省の最新の調査(2016年度)では日本の母子世帯の「39.6%が子どもが2歳になるまでに離婚」「59.3%が5歳までに離婚」という結果もあるほど。

この内、どの程度のご夫婦が実際に「価値観の違い」を理由に離婚に至っているのかは分かりませんが、現在進行形で価値観の違いに悩んでいる方の脳裏には「離婚」の二文字が浮かんでいるというケースが少なくないようです。

しかし、離婚を考えるほど許せない「価値観の違い」とは一体どんなものなのでしょう?

家事のこと?子育てのこと?働き方のこと?お金のこと?セックスのこと?それとも…?

離婚は「問題の本質」を見極めてからでも遅くない

そもそも価値観とは「何にどのような価値があるのかを判断する基準」のこと。

かち‐かん【価値観】

物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断。「価値観の相違」
 
出典:大辞泉(小学館

物事や出来事の数だけ価値観が存在するため、もしあなたが「価値観の違い」という一言で夫婦関係を切り捨てようとしているなら、それは自分にも相手にも乱暴な決断かもしれません。

アレもコレもソレも引っくるめて「価値観の違い」という一言に集約してしまっていないか?
もし、そのような節があるとしたら・・・それはある意味「思考停止」に陥っているのと同じです。

せめて「◯◯についての価値観の違いを問題視している」というように、自分が何を問題視しているのか具体的に言語化できるところまで「自己対話」を重ねてみましょう。

あなたが問題視していることは、何ですか?

自分の中に渦巻く不安や不満などの「ネガティブな感情」を中心に、一つひとつ紙に書き出しながら、自分の心の声と「対話」する。文字に書いていく内に思考が整理され、自分の本音を客観視できるようになります。

夫婦関係に終止符を打つかどうかを決めるのは、問題の本質を見極めてからでも遅くはありません。

離婚は「夫婦のビジョン」を共有してからでも遅くない

価値観の違いを理由に離婚を考えている人は、「そもそも夫婦でビジョンを共有できていたか」にも目を向けてみてほしいと思います。

ビジョンとは、ありたい姿や目指したい未来のこと。

どんな自分でありたい?
どんな夫婦・親・家族でありたい?
未来に向けて、どんな夢や目標を持っている?

もし、一度もこうした話をしたしたことが無いまま離婚を考えているとしたら、あなたもパートナーもコミュニケーション不足!ある意味、離婚を考えるようになるのも納得です。

ビジョンは人生を共に歩むと決めた者同士最も共有しておきたいテーマであり、価値観の違いを探すこと以上に情熱を注ぐべき内容です。ぜひ今からでも、夫婦としてのビジョンを創り上げていく対話の時間を持ってください。夫婦関係に結論を出すのは、ビジョンの共有を試みてからでも遅くはありません!そうした夫婦の対話を重ねることで、再び一緒に人生をつくっていく見通しが立つ可能性があります。

ちなみにビジョンは、はっきりとしたイメージを言葉にできる人ばかりでは無い上に、ライフイベントを機に変化することもあるもの。一度共有したら終わり!ではなく、定期的に話題に出して確認し合うのがおすすめです。

家事の進め方や子どもへの接し方、お金の使い方など、この先の夫婦生活の中で幾度と無く違いを感じることがあっても、根っこの「ビジョン」を共有できている夫婦は、違いを乗り越えて協力し合うことができます。

「言われてみればビジョンの共有なんてしたことがなかったかも!」という方は、どうか諦めずに夫婦で対話してみてくださいね!

自己対話→夫婦対話

夫婦関係に限らず、異なる人間同士が関わる場面において「価値観の違い」は付き物です。
一向に価値観が交わら無いということもあるでしょう。

それでも、もしあなたが「離婚」に迷いがあるなら・・・

価値観の違いを指折り数える前に、ここに挙げた問題の本質を見極める自己対話」や、「ビジョンを共有する夫婦対話」を試してみてください。

自分の本音に向き合い、相手の本音にも向き合う。

お互いの感情や考えと「対話」を重ねていくことで、より良い夫婦関係を築いていくことができるようになります。

明るい兆しが出てくることを、心から願っています!

『夫婦会議®︎』を始めてみませんか?

『夫婦会議®︎』とは、
人生を共に創ると決めたパートナーと、
より良い未来に向けて「対話」を重ね、
行動を決める場のことです。

 

自分ひとりの意見を通すため、相手を変えるために行うものではなく、「わたしたち」で答えを創るためのもの。

特に育児期においては、わが子にとって、夫婦・家族にとって「より良い家庭環境」を創り出していくことを目的に行います。 

家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのもの。『夫婦会議®︎』は、ちょっとしたことから大切なことまで、前向きな気持ちで「対話」できる家庭環境づくりを応援します。

※『夫婦会議®︎』は、Logista株式会社の登録商標であり、日本初の「夫婦の対話」メソッドです。模倣サービスにご注意ください。
※『夫婦会議®︎』のツール・サービスは、“対話”によるコミュニケーションを重視しており、他に「キャリアデザイン/子どもの発達・成長/産後ケア/周囲との結びつき」などの観点を用途に応じて織り交ぜ開発しています。