お互いの個性を尊重し、一人ひとりが生き生きと働ける組織づくりに向けてDE&Iの推進に力を入れている三菱総研DCS株式会社さま。

その中で今回は、「‌育休復帰後の家庭と仕事の両立に向けて、夫婦で対話するきっかけを掴んでほしい」という思いを背景に、共働き・共育てサポートの一環で、夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』を導入

3月に2回、4月に1回の全3回にわたって企画いただいた『夫婦会議®』のセミナーには、男女あわせて延べ「59名」の申し込みがあり、この内「9組」がご夫婦で参加くださいました。

事前の参加理由として、

・共働き生活を見据えており、仕事と育児のバランスについて参考にしたいと思ったから。
・『夫婦会議®』と聞いて、自分たちの家庭に欠けているもの!ヒントが欲しい!と思ったから。

・まだ復職後の生活をイメージできていないことが多かった中で、良いきっかになると感じたから。
・2人目育児に向けた働き方の見直しや、育休を取得する上でのヒントが掴めそうと思ったから。

・もう一人子どもが欲しいものの、現状の夫婦の協力体制では難しく、改善のきっかけにしたいと思ったから。

などのお声が寄せられた中、開催後のアンケートでは全3回とも満足度100%※1という結果を頂戴した『夫婦会議®』のセミナー。(※1:「大変良かった」「良かった」の合計)

以下で、各回のセミナーの概要や、参加者の皆さんの感想などをご紹介します!
 

【第1回・2回】復職後の協力体制を育む『夫婦会議®』のすすめ

3月19日(水)25日(火)のランチタイムに開催された、「共働き・共育てのヒントに!復職後の協力体制を育む『夫婦会議®』のすすめ」では、

・講話①:知ろう!ライフステージごとの夫婦のリアル
・講話②:学ぼう!夫婦の対話メソッド『夫婦会議®』
・まとめ:質疑応答・感想共有

の3つのステップで、育休復帰後の共働き・共育てに向けた「夫婦の対話」を後押し。

復職直後だけでなく、先の長い子育てライフを夫婦で上手に話し合って、家庭と仕事を充実させられるように。「夫婦のライフサイクル」を軸に少し先の未来を見据えながら、夫婦で協力し合うための考え方や行動のヒントとして、夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』をご紹介しました。

実施後の感想では・・・ 

夫婦そして家族の将来のために、きちんと向き合って対話を重ねる重要性が分かりました。日常の延長線で済ませず、安心して対話できる環境を準備することも新鮮な気づきでした。 
我が家でも定期的に話し合いますが、あくまで私が根拠をプレゼンし、夫に承認させる時間だったと気づきました。今後は世帯の共同経営者として『夫婦会議®』の時間を作りたい!
これまで問題解決する際の夫婦間コミュニケーションは「会話+α」くらいだったが、『夫婦会議®』の基本のやり方や「会話→議論→対話」のステップを基にすれば、嫌な雰囲気にならず前向きに解決できそうだと思いました。 
普段の夫婦の話し合いを俯瞰的に反省する事ができました。これからは『夫婦会議®』ができるよう時間をつくってみようと思います。
夫婦に限らず、コミュニケーションに関する考え方を再確認できて良かったです。互いに感謝の気持ちを持って笑顔あふれ家族になっていきたいと思います!
まだ妻と大きな衝突をしたことがないので、互いの意見が割れた時に『夫婦会議®』で落としどころを見つけてみたいと思いました。
夫婦のビジョンがない状態で子育てに突入していたと気づきました。まずは日頃の会話から大切にして、ビジョンを共有する対話もしてみたいです。
夫婦で対話する上で「心理的安全性」が重要になるという学びを得られて良かったです。これまで夫婦で対話が上手くいかなかった原因が掴めたような気がします。
何かを決める時に、相手任せになっていてそれが負担になっているかもしれないと反省するきっかけになりました。相手を思いやりながら『夫婦会議®』をしていきたい!

などのお声を寄せていただきました。

更に事後アンケートでは、100%の方が『夫婦会議®』をやってみたい・機会があればやってみたいと回答。

セミナーの内容を仕事と家庭の充実にさっそく活かそうとする勢いが感じられる結果となりました。

【開催概要】
⚫︎講座名:共働き・共育てのヒントに!復職後の協力体制を育む『夫婦会議®』のすすめ
⚫︎日 程:2025年3月19日(水)3月25日(火)12:00〜13:00
⚫︎会 場:オンライン
⚫︎対 象:育休中の方・復職後2年以内の方

※復職3年目以降、妊娠中、将来の子育て・育休を見据えてなど、内容に関心のある方の参加も歓迎。

【第3回】パパ&ママのための『夫婦会議®』の両立支援セミナー

4月19日(土)に、社外のパートナーさんを含めてペア参加推奨で開催された「理想の共働き・共育てを実現!パパ&ママのための『夫婦会議®︎』の両立支援セミナー」では、

・講話①:どこまで知ってる?産前産後のリアル
・講話②:はじめよう!夫婦の対話を育む『夫婦会議®︎』
・ワーク:考えよう!家庭と仕事のベストバランス
まとめ:質疑応答・感想共有

の4つのステップで、理想の共働き・共育てに向けた「夫婦の対話」を後押し。

前半の講話では、「家庭と仕事の両立」を巡る問題や「産後うつ・産後クライシス・離婚」などの産前産後のリアルについて、講師の長廣夫婦やリサーチを重ねてきたご夫婦の実例を交えて解説。妊娠・産後・育児期に夫婦間ですれ違いが生じやすくなる背景を踏まえながら、仕事と育児の両立に向けた考え方や行動のヒントとして、夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』をご紹介しました。

また、後半のワークでは、復帰後の家庭と仕事のベストバランスを考える、プチ『夫婦会議®︎』を実施。参加者それぞれに「わたしたち」で答えを創り出す「対話」への一歩を踏み出していただきました。

実施後の感想では・・・ 

夫婦と子ども、家族の未来を対話によって創り上げていくイメージが湧きました!
なんとなく「育児は妻」と役割が決まり、夫婦できちんと話し合えていなかったことに気づきました。どのように話し合えば良いかという対話のポイントも分かり良かったです。
子育てなどに一人で悩んでイライラすることもあった中、パートナーと話し合うことで悩んでいる状況を理解してもらえたり、解決策を一緒に見つけられることを実感できました!
夫婦共に育休を終えたばかりのタイミング。今後の生活に漫然と不安があった中、定期的に『夫婦会議®』の時間を設け、不安や不満の芽が小さいうちに摘んでいこうと思いました!
頭の中でぼんやり思っていたことを言語化して夫と共有することができました。今後もたくさんのことを決断していくことになるので、『夫婦会議®』を継続したいと思います!
講話を通じて「悩んでいるのは自分たち夫婦だけではないんだ(笑)」と安心できました。ワークは少し気恥ずかしかったものの、ビジョンを擦り合わせていくことで今後に希望が持てました。本当に良い機会でした!これから『夫婦会議®』でより良い家庭を築いていきたいと思います。
夫にもっと家事をして欲しいと思っていたものの、仕事で忙しいだろうから…と遠慮していた気持ちを伝えるきっかけになりました!
講師のおふたりの“黒歴史”の説明を伺い、男性と女性の考え方の違いに納得感がありました。『夫婦会議®』でしっかりと話すことをやっていきたいと思いました。
普段、家計やスケジュールの擦り合わせなど目の前の課題について話し合うことが多かった中、「もう少し先の未来」についても話し合ってみても良さそう!と思えました。
自分たちは比較的対話ができている方だと確認できました。同時に、夫婦ともに育休からの復職を控えている中、より意識的に対話の時間をとっていくことが重要と感じました。
あまり夫婦間で話し合う習慣がなかった中、ワークで互いの素直な気持ちを共有できて良かったです。まだ漠然としたビジョンしか話せていませんが対話を継続したいと思います!

などのお声を寄せていただきました。

更に事後アンケートでは、3月に続いて4月も100%の方が『夫婦会議®』をやってみたい・機会があればやってみたいと回答。

4月はご夫婦で参加いただく方が全体の7割を占めていた分、セミナー内容を基にさっそく『夫婦会議®』に取り組んでみようとする機運が一段と高まっているようでした。

アフターフォローとして主催の三菱総研DCS株式会社さまより参加者の方へ後日配布している『夫婦会議®︎』の専用ツール「世帯経営ノート」も活用の上、引き続き、理想の共働き・共育てライフに向けて「夫婦でキャリアを考え対話する機会」を大切にしていただけましたら幸いです。

【開催概要】
⚫︎講座名:共働き・共育てのヒントに!復職後の協力体制を育む『夫婦会議®』のすすめ
⚫︎日 程:2025年4月19日(土)10:00〜11:30
⚫︎会 場:オンライン
⚫︎対 象:
育休中・復職後2年以内の方とそのパートナー
原則「ペア」参加。社外のパートナーさんもご参加可能。
復職3年目以降、妊娠中、将来の子育て・育休を見据えてなど、内容に関心のある方の参加も歓迎。

Special Thanks!

多様な個性を尊重し、すべての社員が活躍できる組織を目指してDE&Iの推進をされている三菱総研DCS株式会社さま。様々な個性(ジェンダー、障がい者、LGBTQ、外国籍など)を持つ人材が活躍できる環境づくりに尽力。中でも、女性のキャリア形成については、持続的な事業成長への重要テーマとして取り組んでこられました。

▼三菱総研DCS株式会社「DE&I」公式サイト
https://www.dcs.co.jp/company/diversity/

そのような企業文化のもと、新たな取り組みとして「共働き・共育てサポート」の一環で、夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』を導入。「パートナーとの対話を通じて、育児と仕事の両立に向けたきっかけを掴んでほしい」という想いを背景に、『夫婦会議®︎』のセミナーを初開催いただきました。

以下で、本セミナーご責任者様からのコメントをご紹介します!

 

導入企業より

三菱総研DCS株式会社
執行役員 人事本部長 兼 DE&I推進部長

小磯 真紀子 様

当社は2024年10月にDE&I推進部を新設し、DE&I推進をさらにもう一段、ギアを上げて進めております。

女性活躍促進の活動は、2024年以前から積極的に取り組んでおり、2022年には「えるぼし」を取得。その後も子育て世代への支援制度として、ライフステージに即した休暇制度の拡充や成長機会の提供などを実施してまいりました。昨今では、女性の育児休暇取得率は100%を達成し、男性の取得率も向上しております。

そのような状況で新しいDE&I推進部でできることは何かを模索している時、運命的にLogista社の『夫婦会議®』に出会ったのです。

正直「これだ!」と思いました。会社として制度を拡充しても「共働き・共育て」の意識を育むことは中々難しいと思っていたからです。ですが、夫婦で復職後の生活について話し合う『夫婦会議®』との出会いは、私たちの活動のステートメント “Together We Empower, Together We Succeed”を体現してくれる活動であると考えました。Logista社の長廣ご夫妻とお話してさらにその期待は高まりました。今回、3回に渡りセミナーを実施していただき、期待は確実な手応えに変わりました。私自身2回の育児休暇を経験し、「夫婦の対話」の重要性を身に染みて感じていたからだと思います。

社内で参加者を募集するにあたり、育児休暇取得中のみなさんに私の実体験と反省を交えたメッセージを送りました。このメッセージを長廣ご夫妻にもご覧いただいたところ、大変共感いただき、とても嬉しく思いました。実際、すべてのセミナーのアンケート結果として、高い満足度が示され、企画して本当に良かったと思っています。

これからも三菱総研DCSは、様々なDE&Iの活動を通し社員の個性を尊重する組織づくりに取り組んでまいりたいと思います。

 

最後に・・・

Logista株式会社の長廣 百合子(妻)・長廣 遥(夫)です。

DE&I推進の一環で、育児と仕事の両立に向けた「共働き・共育て」のサポートにも着手されている三菱総研DCS株式会社さま。今回のセミナー開催は、2015年の創業以来、子育て支援企業として産前産後の夫婦を取り巻く社会課題の解決に向け『夫婦会議®︎』を推進してきたLogistaのビジョン、「未来を担う子どもたちに、より良い家庭環境を創り出していける夫婦であふれる社会を目指す」にも通じる大切な一歩になりました。

特に、三菱総研DCS株式会社さまの「社員全員が力を合わせ、共に成長する会社を目指す」「互いの個性を尊重し、新たな価値を創造する」というDE&I推進の方向性は、「夫婦は成長する」というブランドコンセプトを軸に「わたしたちの答え(共通価値の創造)」に向けて夫婦の対話を推進する『夫婦会議®︎』の理念に通じるものがあり、深く共感しています。

仕事と家庭の「両立の危機」や、産後うつ・虐待などの「命の危機」、産後クライシス・離婚などの「家庭崩壊の危機」をどう防ぐ・乗り越えていくのか?子どもたちが最初に触れる社会「家庭」において、親になる夫婦がどのような家庭環境を子どもたちに創り出していくのか?

こうした問題を個人の問題と突き放さずに、職場からも「夫婦でキャリアを考え、対話する機会」を促進することは、「子どもたちのより良い成長」にコミットすることはもちろん、夫・妻、父・母としての自分など、仕事だけでは語り尽くせない「従業員の人生そのものをサポート」することに繋がります。何より、キャリアの不安に直面しがちな育休前後のタイミングで、三菱総研DCS株式会社さまのように「夫婦の対話」に着眼したサポートを行うことは、当事者である従業員ご夫婦はもちろん、将来的に結婚・子育てを見据えた従業員の皆さまにも励みとなるはずです。

今後も私たちLogista株式会社は、『夫婦会議®︎』を通じて、家庭・職場・地域における対話の重要性を広め、子どもたちと親になる夫婦の皆さんの未来に貢献してまいります。引き続き、三菱総研DCS株式会社さまとも、より良い社会づくりに向けて新たな価値を創造していけることを楽しみにしています。この度は本当にありがとうございました!

Logista株式会社 共同代表|『夫婦会議®︎』開発研究者
長廣 百合子(妻)、長廣 遥(夫)

『夫婦会議®︎』を始めてみませんか?

『夫婦会議®︎』とは、
人生を共に創ると決めたパートナーと、
より良い未来に向けて「対話」を重ね、
行動を決める場のことです。

自分ひとりの意見を通すため、相手を変えるために行うものではなく、「わたしたち」で答えを創るためのもの。

特に育児期においては、わが子にとって、夫婦・家族にとって「より良い家庭環境」を創り出していくことを目的に行います。 

家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのもの。『夫婦会議®︎』は、ちょっとしたことから大切なことまで、前向きな気持ちで「対話」できる家庭環境づくりを応援します。

※『夫婦会議®︎』はLogista株式会社の登録商標であり、⽇本初の夫婦の対話メソッドです。模倣サービスにご注意ください。
(国内法人で夫婦の話し合いを支援する対話サービスは日本初となります。2017年4月 当社調べ)  
※『夫婦会議®︎』は「第16回ペアレンティングアワード|コト部門(2023年)」を受賞しました。

『夫婦会議®︎』のツール

夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」
https://www.logista.jp/fufukaigi/setaikeieinote/

■対象:妊娠・産後・育児期のご夫婦
■受賞:キッズデザイン賞「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」

夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」は、妊娠・産後・育児期の夫婦の対話と協力体制の土台を育む『夫婦会議®︎』ツールです。ビジョン、家事、子育て、仕事、お金、住まい、セックス、自由時間、美容・健康、祖父母との人間関係など、産後にズレが生じがちな10のテーマに的を絞って質問や例題を設定。夫婦間の本音や変化に寄り添い「対話」をサポート。新婚さんや妊活中のご夫婦など、先々の子育てを見据えた方にもご愛用頂いています。

夫婦で産後をデザインする「夫婦会議ノート」
https://www.logista.jp/fufukaigi/fufukaiginote/

■対象:すべてのご夫婦

夫婦で未来をデザインする「夫婦会議ノート」は、ライフステージや世代を問わず、すべてのご夫婦の対話と協力体制を継続的に育む『夫婦会議®︎』ツールです。世帯経営ノートを1冊終えた/『夫婦会議®︎』を習慣化したい/自由な議題設定で『夫婦会議®︎』を楽しみたい…そんなご夫婦にオススメです!夫婦で話し合うことに難しさや苦手意識があるご夫婦にも「対話のコツ」や「夫婦会議のテーマ・議題例(77個)」を参考にカンタンに『夫婦会議®︎』を始めていただけます。